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最高裁の裁きが素晴らしい [話題]

1日、注目の判決が言い渡された。
認知症の高齢者が第三者に損害を与えた場合に誰が責任を負うべきかが争われた訴訟で、1日の最高裁判決は「認知症の人の監督責任が問われないケースもある」と賠償責任を限定的に解釈する考えを示した。
これは実に素晴らしい判決である。法律が出来た時代には、高齢者時代に起きる社会的な事故を誰も想定してなかったに違いない。認知症の介護に疲れウトウトとした時間に徘徊して事故を引き起こす、事故に合ってその責任を介護者に求めることが出来るのかが争われた裁判である。監督責任は無いと判断を下したのはさすが最高裁である。この問題は高齢者社会が抱かえる問題を一つだけ解決したが、裁判所という司法の問題を残している。何故、一審、二審では監督責任ありの判断が下されていたのか、今回の判断までの8年間苦しまなければならなかったのかがスッキリしないのである。
ともかく今回の最高裁の判断で同じ問題で苦しむ人たちを救えたと喜びたい。


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