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死刑廃止は正しい? [話題]

無差別殺人事件を引き起こしたオウム真理教の死刑確定者の死刑執行が行われた。
このことによって死刑廃止論が盛んに議論されている。「真相究明が出来なくなる」、「生有る限りはその罪を償うべき」、「既に廃止している国が有る」、等など議論があり容易に判断することは難しい。そこで今日はこんな記事が京都新聞に掲載されていたので、熟考する参考として紹介したい。
『オウム真理教の教団元幹部6人への死刑執行を受け、真宗大谷派(本山・東本願寺、京都市下京区)は26日、執行に遺憾の意を示し、死刑制度の廃止を求める声明を出した。声明では「1カ月に2度もの死刑が執行されるという性急なあり方に疑問を抱かずにいられない」とした。さらに「死刑の執行は、罪を犯した人が罪に向き合い償う機会そのものを奪う」と指摘している。大谷派は1998年から死刑執行の度に声明を発表している。』
色んな考え方がある。これは仏教の一つの宗教の法界観として捉えて、別の観点から議論すれば何年、何十年またそれ以上かかることでしょう。
死刑と安楽死(同一ではないかも知れません)は人類に取って永遠の課題であろう。森鴎外は「高瀬舟」の小説の中で安楽死は結論を出さず後世の人の判断とした。個人的にはやはりこの指摘に従ったほうがいいと考える次第です。

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