朴大統領罷免憲法裁決定

韓国の憲法裁判所は１０日、裁判官８人全員一致で朴槿恵大統領の罷免を決定した。
朴大統領が各種の人事資料をはじめとする秘密文献をチェ被告に渡した件や、安鍾範（アン・ジョンボム）元首席に指示して大企業から出資を受けてミル財団・Kスポーツ財団を設立した件など、チェ被告に関する朴大統領のこれまでの疑惑をおおむね「憲法・法律に背く行為」と認めた。さらに憲裁は「被請求人は、国民向け談話で真相究明にできるかぎり協力したいと語ったが、検察や特別検察官の調査に協力せず、青瓦台（大統領府）の家宅捜索も拒否した。最終的に、被請求人の違憲・違法行為は、韓国国民の信任に背反するもので、憲法守護の観点から容認し得ない重大な行為とみるべき」と指摘した。
韓国の初めての女性大統領の就任は人気を１年少々残して、韓国初めての弾劾大統領として歴史に残ることになった。朴槿恵大統領が日本に対して「加害者と被害者という立場は、千年過ぎても変わらない」と演説したが結局ブーメランとなって自分に帰ってきた。
旅客船セウォル号沈没事故に関する生命権保護義務と職責誠実義務違反については、大統領としての職責を誠実に遂行する義務を負うが、誠実な職責遂行義務のような抽象的義務規定の違反を理由に弾劾訴追するのは難しい。政治的無能力や政策決定上の誤りなど職責遂行の誠実さの有無は、それ自体では訴追事由にならない。
となり空白の７時間は明確にならなかった。
これで朴槿恵大統領の職務は解かれ一般人となるが厳しい人生が待っていることでしょう。
さて、大統領選挙が６０日間の間に行なわれるが、慰安婦問題が浮上して振り出しに戻ることになるでしょう。
やはり「千年過ぎても変らない」のでしょう。