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北の非核化 [一言]

Newsweek12・12号で「中国軍駐留で北の非核化を」の記事を読んだ(感想)。
著者はオルト・フライ氏(米外交問題評議会名誉研究員)である。
記事引用すると、「北朝鮮の核開発を阻止する各国の試みは、ことごとく失敗に終わってきた。国連決議もダメ。制裁強化もダメ。声高な非難の応酬も逆効果で、金正恩朝鮮労働党委員長の態度をかえって効果させているようだ。どうすれば朝鮮半島の非核化が可能なのか。冷戦時代の経験に一つのヒントがありそうだ。つまり「戦略的再保障」を与えることで、当該国の核開発を断念させる手法だ。」だそうです。「北朝鮮が核開発にこだわるのは、アメリカと韓国が金政権の転覆をもくろみ、侵略してくると恐れているからだ」が大前提にあるとする。かつてドイツや日本、韓国に核開発を断念させる上で有効だった手法である。つまりアメリカとの強固な軍事同盟の存在と、それを担保する米軍の現地駐留という方法だ。「再保証」は「核抑止力」と同じくらい重要だと説く。
米軍の役割を中国に持たせれば危機を回避する賢明な方法であるという結論だ。
本当にそうだろうか?疑問が一杯残ったレポートである。
いづれにしても、困難な交渉が沢山ある。「如何に腹立たしくても北朝鮮の体制存続を保証してやること。」悔しいね。続きはコタツを友とする寒い日に考えてみようと思っている。

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