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「減反政策」の廃止 [話題]

半世紀近く続いた「減反政策」が廃止されました。「減反」はコメ余りを防ぐため、国が生産を抑制する仕組みでした。このため、廃止されれば生産が増え、高値が続くコメが値下がりするのではないか、という期待も出ているようです。廃止された理由は、貿易自由化に備えて、輸入米にも対抗できるようコメ作りの競争力を高めようという狙いがある。ここで言う『高値が続く』とは?どの段階を言うのであろうか。コメ農家の話を聞くと一様にコメの引取価格が安いからもっと上げて貰わないとやっていけないという。消費者は玄米30kgで9千円〜1万円位で購入していると思いますがこれって安いのでしょうか。現在、農地を集約して機械化をして大規模な農営を行うことによって農業の効率化を目指すという政策だが問題点は山積している。この状況下で減反施策を廃止してもコメの増産にはならないだろう。大きな農業機械を購入出来ても動かす人が居ないのだから、また高価な農機具の返済が重くのしかかる。日本全体の人口が高齢化と極端な減少で担い手がいないのです。遊休地、荒廃農地、山野化が進む状況で減反政策を廃止したところで根本的な解決には至らない。兎に角、人口問題を何とか解決しないことには先に進まない。
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