講演会の感想は

昨日の片山善博氏の講演の概要と感想を述べてみる。
地方が疲弊すれば国全体がダメになる古代の文明が発展した国々をみても都市の周りから衰えていった。人口の減少を考えなければならないが今は人口減少社会に陥っている。就職先が無いというが実は求人は１．０倍を超えている。だが、全てが都市型会社の下請け会社が主であり単価の高い仕事は本社で儲けの少ない仕事となっている。だから若者は都会を目指して地方を離れていく。人口減少社会は既に数十年から分かっていたそれを無視し続けた結果だ。また団塊の世代長生きすれば高齢化してが進み医療費や介護費が増える。ちこう活性化として国が取った政策は１つプレミアム商品券である。地産地消を盛り上げていけば地域活性化につながる構想である。しかし、これは安定財源として保証出来ない。政権が変われば無くなる制度だ。
等など。結局は安倍政権の国策「地方創生」に対する疑問と成果が出ていないことへの不満かな。
人口問題となると団塊の世代が何時も悪者扱いになってしまう。今の景気を支えた主役であることの評価がされないのが悲しい。小学校の社会科の授業で人口が紡錘型だからいずれは働き手がいなくなると。それを放っておいた国策が悪いのだ。とうなだれて帰路に着いたのでした。