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耕作放棄へ歯止めについて [田舎暮らし]

京都府南丹市で農地取得・貸借の下限面積を10アールに緩和し、今までが30−50アールにしたそうだ。
10アールと言ってもピンときません。要は扱う農地を狭くして容易に購入できるような施策である。これによって農業従事者を呼び込んで耕作放棄で荒れている土地を少なくし人口を増やす思惑らしい。なるほどとうなずいているばかりではない。農業の大変さを知らない人や田舎暮らしの共同作業になれない人が果たしてその地にドカッと根を下ろすことができるかどうか。嫌になり都会に戻ってしまえば後の残るのは虫食い状態の荒地となり、もっと始末が悪い状態になってしまうと懸念する。
田舎は高齢化し人口も日に日に減少し農地を耕す人が居なくなり荒れる。それではと高価な農機械を導入するが採算が合わない。悪循環である。行政も何とかしないといけないと知恵をしぼるが妙案が出ない。
本州の西端、日本海に突き出た半島がある青海島と角島の観光地に挟まれた油谷(ゆや)という場所である。棚田で名を知られていて(山口県内では)日本海に沈む夕日と棚田のコントラストが素晴らしいところである。その棚田も耕す人が少なくなり土地の人の努力もむなしく荒れてだしているそうだ。車で走ってみると道は狭く日本海に落ち込む土地は険しく何層にも重なる棚田は移動の大変さがわかる。見るのとと生活するのとは格段の差がありそうだった。
耕作放棄難しい問題だ!

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コメント 2

田舎先人matsu

10㌃=1000㎡=1反=300坪、ですね。
1反で米なら約8俵(480㎏)収穫できるので、5人家族なら1年間十分
食べていける量ですが、苗や肥料代おまけに機械化への投資も必要で、
これで生活できる訳でもなく、米を買った方が安上がりなのです。
畑作をするにしても、素人がいきなり取り組むにはハードルが高いし・・・、
京都府の農地取得・貸借の緩和策は、耕作地放棄への歯止めにならない
と私もそう思います。ただ、政府が進めてきた大規模農営も駄目で、農政
の貧困(農業では飯が食えない)が招いた結果ですね。
by 田舎先人matsu (2009-04-08 19:39) 

iwanobu

素人が農業に取り組むには実習を受けないと難しいですね。
それも短期ではなく誰でも参加できる。
農政の問題は複雑で簡単に解決できるものでないと感じています。

by iwanobu (2009-04-09 06:30) 

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