積弊清算

文大統領は、大統領選挙で「過半の圧倒的な支持」と「積弊清算」を何度も繰り返した。「積弊清算」とは、過去の政権時代に積もった弊害＝不正、そして不公正な社会構造を清算するという意味を持つ。遊説に集った人々に文大統領を支持する理由をひとつ挙げてほしいと問うと、皆この「積弊清算」を挙げたのだった。
前最高裁長官の梁承泰（ヤン・スンテ）が２４日に逮捕されたのは、文在寅政権が「積弊清算」と称して旧保守政権を糾弾する流れに司法界がのまれてしまった形だ。これって何か似てませんか、あの悪名高い「粛清」に、厳しく取り締まって、不純・不正なものを除き、整え清めること、または不正者・反対者などを厳しく取り締まること。政治的には、政党や政治結社において、理論上あるいは政策上の対立を、一方が他方を組織から排除、追放して政治的に抹殺し組織の純化をはかること、です。権力者が身を守る為に行う行為と思われるがやがて我が身に降り掛かって来る。何処に行き着くのかこの国は？
この前、伊勢に行った時、大阪の難波に立ち寄って久々に都会の空気を楽しんだ。驚いたことは行き交う外国人の殆どが東洋人（顔立ちや立ち振舞で直ぐに判別できる）で子供連れの家族、若いグループ、カップルがあることだった。聞こえる言葉は、ハングル、中国語が多く聞き取れた。独特の大坂弁が影を潜めていた。
政治以外ではこのようになっているのかと驚きでした。地方都市も人数こそ少ないがほぼ同じであろうと思う。田舎では分からない。